食品

寝る前に、納豆を。

暑い。
何をしていても汗がじわじわとTシャツを湿らす。
とはいえ、夜になれば涼しくなるので、エアコンを付けるタイミングが難しい。

早くも東京は夏をめがけて本気出してきた。
春の訪れをゆっくりとあじわう間もなくやってくる夏は不意打ち過ぎる。

夏バテになる前に精気を養う必要があるな、と思いつつスーパーで食材を買い込みに出掛けると、いつにも増してPOPで強く主張している納豆たちを見つけた。

そういえば、毎日3パック納豆を食べていて寝つきが良くなる気がする、という記事をどこかで見かけたことがある。

確かに、このことに関してはは研究もされていて証明されているが、本当にいい習慣だ。
納豆を食べることによって睡眠の質は高まり、寝つきも良くなる。

この作用は、納豆にトリプトファンが含まれていることからきている。

トリプトファンは睡眠の質を上げる作用眠気を誘う作用をもつアミノ酸で、医薬品に使用されることもある。
また、納豆には様々なタンパク質が含まれている。タンパク質が消化によって分解され、その分解物に心を落ち着かせる作用があると言われている。赤ちゃんが母乳を飲んだ後に眠くなる理由はここにあるようだ。

トリプトファンが多く含まれる食べ物で一番よく知られているのは牛乳である。ホットミルクを飲むときに、薄い膜ができているのを見かけるだろうが、実はあの膜にトリプトファンが多く含まれている。

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この膜が嫌いな人もいるだろう。しかし、できるだけ取り除かずに混ぜて飲むなどをした方が睡眠にはよい効果がある。
ちなみに、電子レンジを使い急激に温度を上げることで、トリプトファンの膜は出来やすくなる。逆に、何回かに分けて温めるか、鍋で弱火にかけて温めることで膜ができるのを防げる。

他にトリプトファンが多く含まれる食品は、大豆製品や乳製品、魚卵、バナナ、はちみつ、ナッツ、白米などがある。

しかし、これらの食品を寝る前に取ってしまうと、腸などの内臓が活発に動いてしまい、体の中の温度が下がりにくくなってしまう。これにより、睡眠の質はむしろ悪くなってしまう。

トリプトファンを含む食品を食べるときは、軽めに。
納豆1パックやホットミルク1杯くらいが、ちょうどよい。

どうしても眠れないときにホットミルクを飲むとよいというのは広く知られている風習だが、これにも科学的理由がある。寝る前に、体の中の温度が高くなっている状態からぐっとさがることによって、眠気が出てくる。なので、寝る少し前に体の中の温度を少し上げておくことで、十分な下げ幅を持たせることができる。

しかし、中には牛乳が苦手な人もいると思うので、思い切って寝る前の納豆を試してみる価値はありそうだ。

ぜひみなさんも、寝る前に、納豆を。